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〒841-0061 佐賀県鳥栖市轟木町1523-6
健康管理センター(健診)0942-84-1238
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日本人の2人に1人はがんに罹患する時代です。その中で、男女ともに増加傾向にあるのが大腸がんです。女性のがんといえば乳がんを思い浮かべることが多いと思いますが、乳がんは女性の罹患数1位ですが、死亡数は大腸がんが1位となっています。2018年の厚生労働省の報告によると、2万3千人以上の女性が大腸がんで命を落としています。なぜこんなに増えてきているのでしょう。
理由は三つ挙げられます。
一つは、食生活が欧米に近づき、高脂肪食を好むようになってきたからです。大腸がんの発症には、飲酒や喫煙、運動不足や脂肪の過剰摂取が関係しています。二つ目は長寿社会となり、高齢者が増加したことです。三つ目は検診や内視鏡検査などで大腸がんと診断される人が増えたからです。
大腸がんは、乳がんや子宮がんといった女性ホルモンが関係するがんと異なり、加齢とともに罹患率が上昇します。特に40歳を超えると罹患率が高くなります。そのため大腸がん検診は40歳以上が対象となっています。
日本の大腸がん検診は、便に小さなスティックを刺して微量の血液を検出し、精密検査をおこなって大腸がんを発見します。大腸がん検診の効果は実証されていますが、残念ながら大腸がんを減らすことまではできていません。
その理由は大きく2つあります。
1つは大腸がん検診の受診率が低いことにあります。2007年と比較すると検診受診率は全国的に増加していますが、2016年の女性の大腸がん検診受診率は、全国平均35.9%に対し、佐賀県は33.8%、福岡県は29.4%と全国平均を下回っています(グラフ参照)。
2つめは精密検査受診率が低いことです。精密検査で中心となる検査は大腸内視鏡検査です。当センターは年間7000件以上の内視鏡検査をおこなっており、経験豊富な女性スタッフのもとで安全かつ苦痛の少ない大腸内視鏡検査を追求しています。ご希望に応じて会話しながら、あるいは眠って検査を受けることができます。大腸内視鏡検査というと、「怖い、きつい、苦しい、痛い…」など悪いイメージがあるかもしれませんが、当院では女性に配慮した大腸内視鏡検査をおこなっており、鎮静剤を使用して楽に検査が受けられるようにしています。
※音声が流れます。ご注意ください。
大腸内視鏡検査の流れ(ビデオ) https://youtu.be/E_dHDnCfdck
大腸ポリープは、腫瘍性のもの(腺腫、がん)と非腫瘍性のもの(過形成ポリープ、炎症性ポリープなど)に分けられ、多くが腺腫というものでがんの前段階といわれています。ほとんどの大腸がんが、腺腫から大腸がんに成長するため、腺腫の段階で切除しておけば大腸がんの予防につながります。大腸内視鏡検査時にポリープが発見されたら、どんな種類のポリープなのか診断し、必要であればその場で切除します。切除したポリープを良性か悪性かをみる病理組織検査に提出し、確定診断をおこないます。
※音声が流れます。ご注意ください。
大腸ポリープと大腸がん(ビデオ) https://youtu.be/z2wz2DOzvqc
※音声が流れます。ご注意ください
大腸ポリープ発見のための画像強調(ビデオ) https://youtu.be/eUzgerxYIug
内視鏡治療センターへのお問い合わせは、下記連絡先までお願い致します。
今村病院内視鏡治療センター TEL:080-8354-2866(9:00〜17:00)
各種健診コースには、ご希望に応じて様々なオプション検査を追加することができます。
※オプション検査をご希望の場合、事前にご予約いただかないと検査できない内容もございます。
また、お問い合わせは、下記連絡先までお願い致します。
今村病院健康管理センター TEL:0942-84-1238
各健診の問診票をPDF形式にてダウンロードいただけます。